相応の覚悟が必要

子供と接する仕事と言うと、保育園や幼稚園の先生などがありますが、これらに共通しているのは小さい子供を相手にすることです。
そして、小さい子供は、思わぬ行動をとることがあります。その行動が危険にならないよう、先生たちは常に気を張っている必要があります。
正確には仕事ですので、必要ではなく義務と言った方が良いでしょう。

昔の格言に、「好きこそものの上手なり」というものがあります。好きという気持ちは、少しくらいの辛さを吹き飛ばしてくれるものです。
これは、好きという気持ちがプラスに働くことの例えですが、時にマイナスに働くこともあります。
それは、仕事として捉えられない場合です。
仕事とは、責任が伴って初めて成り立ちます。責任が伴わない場合、仕事ではなく趣味の世界と同じです。
この違いは言葉にするとあまり差がありませんが、現実の世界では大きな違いがあります。

たまにニュースなどで業務上過失という言葉を耳にすることがありますが、これは仕事をするうえでミスを犯して誰かを傷つけたりしたことです。
このことからわかるように、仕事をするということは、一つのミスも犯さないよう尽力することです。
ほんの些細なミスが、犯罪につながることもあります。そのことを肝に銘じて仕事に取り組むことは、とても重要です。

子供好きという理由で保育園や幼稚園の先生を目指す際は、気持ちの切り替えを自分に言い聞かせる必要があります。
「好き」という気持ちだけで先生になってしまうと、どうしてもそこには甘えが出やすくなってしまいます。
そのため、子供と接する仕事に対する心構えをしっかりと持つことが大事になります。